第一部

 

悪名高いシーフギルドの隠れ家に突入し、目的の部屋の扉をぶち破ったとたん俺たちは凍り付いた。

数人の男が捜索中のミスラの少女を犯していたのだ。

仲間のグレートウッドが怒りの咆吼と共に巨大な戦斧でで少女を犯す男の頭を叩きつぶす。

すでに少女が気絶していたのが幸いだった。脳漿をまき散らしながら男は少女の上に倒れ込む。

呆然としていた俺とイリアはその咆吼で我に返り、その場にいた男達を始末していった。

一番奥でガタガタとふるえ、必死に命乞いをする肥え太った醜い男がいる。

シーフギルドの頭領であり、お偉いさん御用達の奴隷商人だ。

命乞いをする奴を追いつめたりする事は普通はしないのだが、今回は違う。

さらったミスラの少女を壊れるほどに犯し続けた鬼畜達。こいつはどうあっても殺す。

この惨状を見て平気でいられる奴は人間じゃない。

「ロイ。殺しては駄目よ。連行しないと」

イリアが怒りでふるえる俺の腕に手を添える。

分かってる。分かってはいるが・・・。

「下がっていろ」

グレートウッドは俺を押しのけ、目の前の豚の胸ぐらを掴み軽々と持ち上げた。

ガルカにしかできない芸当だ。

「言え。他にさらった子供達はどこだ」

グレートウッドの声は怒りを押し込めているのか、迫力があった。

 

「は、はなせ!他の子供はすでにサンドリアの貴族の元へ送っている途中だ!」

「なっ・・・」

イリアが言葉を失った。誇り高いエルヴァーンである彼女にとって、

性奴隷の子供を買い取る貴族がサンドリアにいるのがショックだったんだろう。

「いいなさい!誰が買い取ったのか!」

「へっへへへへ・・・言ってもいいが、それが原因でサンドリアとウィンダスは戦争になるかもな」

イリアの顔が怒りで真っ赤になる。その時、巨石のようなグレートウッドの拳が豚の顔面にめり込んだ。

「がはっ・・・」

「無駄口を叩くな。全ては貴様をウィンダスへ連行して決める事だ。

しかしその前に俺たちは貴様が売った子供達を助けねばならん。子供がどのルートで送り届けられるのか言え」

「そんなに知りたいか!知りたきゃ教えてやる!今頃コンシュタットの山道の出口でキャンプしているはずだ!

買い取ったのはサンドリアの大物枢機卿の一人さ!貴様達はあっという間に抹殺される!そのお方の名は・・・」

豚が口にしようとした瞬間、イリアの剣が豚の首をはねた。

「イリア!」

「ごめんなさい、ロイ・・・そしてグレートウッド」

「そんなにサンドリアのお国柄が大切かよ!」

「落ち着け、ロイ。今枢機卿の名前が出たら俺たちの身があぶなかった」

「しかし・・・サンドリアに送られた子供はどうなるんだよ!」

「そとの事はこれから考えよう。それよりもイリア、その娘を看てやってくれないか」

「分かったわ」

 

少女の体のあちこちに擦り傷があった。相当乱暴に扱われたようだ。

胸のふくらみ具合から言って、幼齢期ではないようだ。

まあミスラは発育がいいから分からないが・・・。

無毛の股間からは血の混じった精液があふれている。

破瓜が原因なのか、犯し続けられて裂傷が原因なのかは分からない。

少女の菊門からは明らかに裂傷と思われる血が流れている。

無論少女に意識はない。無事だといいのだが・・・・

いや精神が壊れていた方が少女にとっては幸せなのかもしれない。

「ロイ、見ちゃ駄目でしょ」

「す、すまない・・・」

イリアにたしなめられ、目をそらす。

「応急処置は終わったわ。膣の裂傷も軽いみたいだし・・・心の方は何とも言えないわ」

そう言うイリアはつらそうな表情をした。

「そうか。とにかくバストゥークを早く去ろう。追っ手が来ると面倒だ」

グレートウッドを先頭に、俺たちはバストゥークをあとにした・・・。

コンシュタットの山道を抜けた時はすでに月が傾きかけていた。

真夜中の強行軍でさすがに疲労も極度に達している。

さらに絶望的な事に、シーフギルドの連中はキャンプを終え、出発したあとだったのだ。

商売柄、夜の方が目につきにくいと言うわけだ。

「くそっ」

俺は奴らが食べたであろう携帯食の包みを投げつけた。

「グレートウッド・・・」

イリアが見上げる。

「今は休もう。この状態で追いついても戦いには勝てん」

「しかし!」

「ロイ。お前の気持ちは分かるが、今となってはどうにもならん」

俺はうなだれて地面を殴りつけた。

 

最初の見張りのグレートウッドと交代し、あくびをしながら少し離れた場所に座り込む。

さすがに一時間しかねていないから眠い。そしていつの間にかうたた寝をしていた。

「ロイ」

びくっとして振り返るとイリアがそばに座っている。

イリアは小さく笑うと肩を寄せてきた。冒険者には似つかわしくない、ほのかな香水の香りがする。

そして驚いたのはイリアが薄着だった事だ。

「イ、イリア・・・」

ごくっとつばを飲み込む。

イリアには何度かアタックした事はあったが、全て拒まれていた俺にとって彼女の真意が理解できなかった。

耳を不意打ちで甘噛みした事もあったが、一週間口をきいてくれなかった。

その彼女がこうやって目の前にいる。

「今日のロイ、素敵だったわ」

イリアはそう言って優しい包容と共に唇を重ねてきた。

 

柔らかな月明かりにイリアの浅黒いからだが照らし出される。

胸のふくらみは小さく、腰も細い。しかし柔らかな線はやはり女性だ。

俺はイリアの後ろに回り、首筋に下を這わせながら優しく乳房を手で包んだ。

「ん・・・」

小さく反応するイリア。

その指でぷっくりふくらんだ乳首をこすってやるとすぐにピンと勃起した。

イリアは声を出さないように必死に耐えているようだ。

俺は乳首を指で遊びつつ、以前のようにイリアの耳を甘噛みした。

「ひゃんっ」

驚いたような可愛い声はこの前と同じだ。この前は直後に袋だたきにあったが、今は違う。

「敏感なんだな・・・」

「耳は弱いんだもの・・・」

「そうか・・・」

ならば、とイリアの耳に下を這わせ、イリアの反応を楽しんだ。

「んん・・うう・・くぅ・・」

イリアは必死に堪えるが、時々声が漏れてしまう。

「静かにしないとグレートウッドに聞こえちまうぞ」

「だって・・・」

人差し指を口元に持っていき、潤んだ目で拗ねた表情をするイリア。俺の理性はそこで消えた。

 

右手をイリアの陰部へ持っていき、うっすら濡れたクレバスに沿って中指を這わせる。

「ふうううぅぅううん」

口を手で塞ぎながら喘ぐ。俺はおもむろに中指を挿入した。

「うううううん!」

さっきより声が高くなった。

中指先はイリアの中をかき回し、突起を弾いてやる。

イリアは堪えきれなくなったのか、声を出し始めた。

「んんあっあっふぁぁっ」

指の動きに合わせて腰をくねらせる。その度にいやらしい音がした。

イリアの声に耐えきれず俺も抱きしめながら愛撫した。

やがてイリアの体からは力が抜け、快楽に身をゆだねていた。

糸の切れた操り人形のようにカクカクと揺れるイリアの上半身。

「ああっ!はぁん!」

しかし腰は別の生き物のように指の動きに合わせて艶めかしくくねる。

「んっ!ふっ!うう・・・ぁぁぁぁぁぁっ」

快楽が頂点に達したのだろう。イリアはそのままうつ伏せに倒れそうになった。

俺はあわててイリアを抱き留め、静かにうつ伏せに寝かせた。

 

「そろそろいいな」

「え・・?」

「ほら、こっちむけて」

「あんっ」

俺はイリアの腰を上げさせた。

「や、やだぁ・・・」

「イリアのここ、止まらないな」

俺はイリアの蜜壺の中を指でかき回しながら言った。

「ふぁんっ!は、恥ずかしい事言わないで・・・」

「入れるぞ・・・・」

俺はいきり立った一物を取り出すとそっと入り口にあてがった。

そしてクレバスに沿って這わせ、イリアの液でまんべんなくぬらす。

その刺激に耐えられずイリアは腰を押しつけ上下に揺れる。

「おねがい、じらさないで」

「もうちょっと待てよ。濡れてないと痛いぞ」

「で、でもぉ・・・」

「じゃあその口でくわえるか?」

「ば、バカ言わないで」

「じゃあちょっと待ってろ」

本当はもう挿入準備はできていた。しかしイリアの反応を楽しむためにじらしている。

 

「んん、あう!も、もうだめぇ・・お願い・・んう!」

普段は気丈に振る舞っているイリアからは聞く事ができない甘い声での哀願。

たまらなくなった俺は一気に挿入した。

「ふあぁぁぁぁぁぁ!」

イリアの貞操概念からして未通じゃないのは意外だった。

しかし今はそんな事はどうでもいい。イリアの締め付けに俺の腰も自然と動く。

「あっあんっも、もっとゆっくり・・・ううん!」

腰のリズムと同じリズムでイリアが喘ぐ。イリアの中は思ったより良かった。

「うっ・・・くっ・・」

その締め付けに耐えるために、思わずイリアの尻を両手でわしづかみにする。

たちまちイリアの菊門があらわになる。

「イ・・・リア」

俺の親指は無意識にイリアの菊門を押しつける。

「ふぁ?ロイ・・・なにを・・・」

すこし締まりが強くなった。そのままゆっくり親指を挿入する。

「ふやぁぁぁぁん!」

くぅっ、すごい・・・。俺はたまらず腰の速度を上げた。

「はうん!あん!あっ!あっ!あっ!」

イリアの声はとぎれとぎれになっていく。

「ロ、ロイ・・・まって・・・」

これからいよいよという時にイリアが声を振り絞るように言った。

「顔・・見たいの・・・お願い」

かわいい・・・。彼女と一つになっている俺は幸せ者だ。

 

イリアから抜くと俺はイリア仰向けにさせ、再びゆっくり挿入した。

なすがままのイリアは挿入時の刺激に反応しただけで、抵抗すら見せなかった。

「背中・・・ごつごつして痛い」

「わかった・・・」

イリア乗せに腕を回し抱き上げる。そのまま俺の足の上に座らせた。

「苦しくないか?」

「ええ・・・」

モジモジとしながらイリアは微妙に腰をくねらせている。

「いくぞ・・・」

俺はイリアの尻をつかむとぐっと引き寄せた。

「はぅ!」

「イリアも動いて」

しかし言うまでもなくイリアは腰を振っている。

目の前ではイリアの胸が揺れている。俺はたまらず乳房にむしゃぶりついた。

「ふぅっ!」

イリアがびくっと反応し、俺の頭を抱きしめる。

「ロイ・・・・ロイ・・私、私・・・うぅん!」

「っく、イリア・・・」

俺はイリアの強い包容から逃れ、イリアを見上げた。

「好き・・・ロイ・・好きぃ」

イリアは両手で俺の頬を包むと口づけをしてくる。舌を絡ませながら俺もイリアの腰の動きを助けた。

「はう、ううん!あう!」

「くっ、イリア。もう駄目だ・・・抜いてく・・・」

 

その時。

「おい、うるさくて眠れん。盛るのは勝手だがもっと静かにしてくれ」

グレートウッドの声だ。

( ゚д゚)ポカーン・・・・・・・

俺とイリアは背を向けて横になっているグレートウッドをしばらく呆然と眺めていた。

「イリア・・・悪い」

俺はバツが悪そうにイリアを見上げた。

「え、え?何?」

「中に出しちまった・・・・」

イリアの顔が真っ赤になっていく。怒りからなのか、恥ずかしさからなのか分からないが・・・。

白み始めた夜空にパーン!と威勢のいい音が響いた。

 

目が覚めたのは2時間後だった。

「目が覚めたか」

グレートウッドの声だ。しかし気まずい事この上ない。

「グレートウッド・・・昨夜はすまない」

「俺こそすまんな。俺たちの種族は生殖行動がないから無神経でいかん。イリアにこっぴどく怒られたよ」

苦笑いするグレートウッド。

「そう言えばイリアは?」

「イリアか・・・お前宛の書き置きだ」

「書き置き?」

グレートウッドが差し出した封筒を受け取った俺は、丁寧に蝋封されているのにもどかしさを感じ乱暴に破り開けた。

ロイへ−

私はサンドリアに向かって単独で調査します。

おそらくこの事件は一塊の冒険者が手に負えるものではなく、深入りするとあなた達の身に危険が及びます。

しかしサンドリアのミッションランクが高い私個人なら潜入調査は可能だと思います。

でも心配しないでください。身の危険を感じたらすぐにそちらへ脱出します。

ですからロイはグレートウッドと一緒にその子をウィンダスまで護送し、事の次第をミスラの族長に伝えてください。

あなたにこうやって手紙を託す事をお許しください。

あなたは絶対に私を引き留めるだろうから・・・。決意が変わらないうちに行かせてください。

最後に、素敵な夜をありがとう。

イリア 

 

「イリア・・・」

俺はうなだれた。

「グレートウッド、サンドリアに向かおう!」

「イリアから事情は聞いているが、お前はイリアを信じてやれないのか?」

「しかし・・・」

「俺たちはプロの冒険者だ。仲間を信じて依頼を遂行するべきじゃないか?」

俺は押し黙った。信頼したい、それにイリアは大切な仲間だ。

しかしイリアはどことなしか死ぬ覚悟をしている予感がする。どうすれば・・・。

「今向かったところで、よそ者の俺たちではイリアの邪魔にしかならん。

目先の事にとらわれて今成すべき事を見失うな」

無力な自分が情けなくて視界がかすむ。涙を流したのは何年ぶりだろう。

「それより・・・・」

グレートウッドがくぐもった声を出す。

「この娘、俺を怖がって近づいてくれないのだが、なんとかしてくれ」

グレートウッドの視線を追うと、岩陰からそっと覗いているミスラの娘がいた。

俺の視線に気付き、さっと隠れるがしっぽが見えている。それが何とも可笑しい。

「は、ははは。無事だったんだな」

泣き笑いの俺の声は震えている。その声に反応しミスラの娘は再び顔を覗かせている。

「ミスラの族長に報告したらすぐにサンドリアに向かおう。族長も外交面で何かしら手を打ってくれるはずだ」

グレートウッドが俺の肩に大きな手を置いた。

「ああ・・・。」

俺は涙をぬぐい、ミスラの少女に近づいた。ふーっと威嚇する少女の脇を両手で抱き上げる。

「はなせーーー!はなせはなせ!」

じたばた暴れる少女。俺は力強く少女に言った。

「ウィンダスに帰ろう」

 



---2ちゃんねらー70氏---


■登場人物■

ロイ ヒューム♂ イメージは広告の短髪ヒューム♂
イリア エルヴァーン♀ イメージは製品版のFACE3
グレートウッド ガルカ イメージはFACE1

 



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